フォーカスキーワード/キーフレーズの選定の方法

SEOを行っていく上で最も大切なのはページごとに焦点となるキーワード(フォーカスフレーズ)を選定しそのキーワードに沿って上手にコンテンツを作っていくことになります。Google やYahooなどの検索エンジンでページをランク付けしたいキーワードまたはキーフレーズの選定の仕方、その他役に立つツールをここで紹介したいと思います。また、フォーカスキーフレーズの目的と上手な選び方について解説します。

フォーカスキーワードとは？

　フォーカスキーワードまたはフォーカスキーフレーズは、各ページまたは各投稿をどのようなキーワードでランク付けするかという点で決める焦点となるキーワードのことです。うまく設定をすれば検索ユーザーがそのフレーズまたはキーワードで検索すると、あなたのウェブサイトが表示されます。WordPress または ShopifyなどのCMSを使っている場合はYoastなどのプラグインを使用すれば比較的簡単に設定をすることができ、施策が足りない場合はプラグインが指摘を行ってくれますので、それに沿って修正を行うことができます。

なぜフォーカスキーフレーズを使用する必要があるのか?

Web サイトやブログに質の高いコンテンツを定期的に追加することは、優れたSEO対策になります。新しい情報が追加され、コンテンツの量が増加したため、GoogleはあなたのWebサイトがアクティブであると認識します。

ただし、サイトにコンテンツをランダムに追加するのはあまり役に立ちません。キーワード戦略を策定し、その戦略に基づいてユーザーが探している高品質のコンテンツを作成する必要があります。これらの記事を書くときは、目的のキーフレーズに合わせて記事を最適化することが重要です。

フォーカスキーワードの選び方

私たちの意見では、ブログ投稿を最適化する必要があるキーワードまたはキーフレーズを決定するには、少なくとも下記の3つのことを行う必要があります。

• ユーザーが検索する注目のキーワードを見つける
• 検索ボリュームを調査する
• キーフレーズをGoogleで検索する

これらの手順についてもう少し詳しく説明します。

1. 人々が検索する注目のキーワードを見つける

上で述べたように、キーワード戦略により、何について書きたいかについてある程度のアイデアが得られたはずです。キーワード戦略をまだ作成していない場合は、作成する必要があります。完璧なキーワードやキーフレーズを見つけるのにサポートが必要な場合は、SEOのためのキーワード調査をお読みください。

ロングテールキーワード

投稿またはページをランク付けしたい場合は、ロングテールキーワードを狙うことで成功の可能性を高めることができます。ロングテール キーワードは多くの場合、より多くの単語で構成されており、非常に人気のある「ビッグ/ヘッド」キーワードよりも検索されません。しかし、人気が低いということは競争が少ないことも意味し、コンバージョンの可能性が高くなる場合もあります。ロングテールキーワードについて詳しく知りたい方は『ロングテールキーワードとは？』をお読みください。

2. キーフレーズの検索ボリュームを確認する

ランク付けしたいロングテール検索語を見つけたら、そのキーワードまたはフレーズの検索が多いかどうかを調査する必要があります。以前は、これにはかなりの労力が必要でした。以前はGoogle AdwordsやGoogle Trendsにて一つ一つ検証する必要がありました。現在は様々な便利なキーワードツールがありますのでそれほど労力を必要としません。

検索ボリューム (指定した期間内に検索された頻度) や傾向 (時間の経過とともにどのように変化したか) もツールで確認できます。これで、関連するキーフレーズを簡単に比較し、現在の投稿または他の投稿でどれに重点を置くかを決定できるようになりました。

またRM-SolutionのSEO-Freeを使用すればクリック単価なども一覧で表示することができ、単価が高いキーワードを一つのフレーズとして、いくつかのキーワードを組み合わせる際の参考にもなります。

すでにランクインしている投稿を確認する

良い条件で上位にランクされている（ブログ）投稿がすでにいくつかある場合は、それらの投稿がどれだけの訪問者を惹きつけているかがわかります。Googleトレンドを使用して、古い投稿のフォーカスキーフレーズ (統計を表示できます) と、新しい投稿で想定しているフォーカスキーフレーズを比較すると、潜在的なトラフィックについてある程度のアイデアが得られる可能性があります。これから書く予定の投稿に最も類似した古い投稿を必ず選択してください。ロングテールキーワードを選択する場合は、ロングテールキーワードを含む投稿を比較してください。

3. 提案された重点キーワードを Google で検索してください。

検索ユーザーがどのような検索キーワードを使用しているかを知ることとは別に、投稿やページのアイデアがこれらの検索キーワードを使用するユーザーのニーズや期待に適合しているかどうかを知る必要があります。言い換えれば、ユーザーの検索意図を判断する必要があります。簡単に調べる方法は、一連のキーワードを自分でグーグル検索することです。

検索エンジンの結果ページを確認する

時間をかけて検索エンジンの検索結果ページ (SERP)を見てください。Googleの検索結果にある他者の記事は、あなたの記事と何が違いますか？あなたの記事はこれらの検索ページに表示される結果と一致しますか？このフォーカスキーワードに合わせてブログ投稿またはページを作成する場合、その投稿がこれらの結果に含まれることを目指します。

検索結果に表示されるコンテンツの種類は、どのようなコンテンツを作成するかを決定するのに役立ちます。Googleの検索結果の1ページ目に何が表示されているかよく観察してください。あなたが狙うキーワードでGoogleは何を表示していますか？製品ページやブログ投稿を表示しますか？それともビデオや画像でしょうか？有力なタイプが1つある場合、Googleはおそらく、それが人々が探しているコンテンツのタイプであると「考えている」ため、そのタイプのコンテンツの作成にも時間を投資する価値があります。もちろん、検索意図が変わると結果も変わります。ただし、他の検索結果を上回る必要があるため、ユーザーにとって本当に優れた有益なものを作成できる場合にのみこれを実行してください。
似通った内容、文言を少し変えただけのコンテンツでは既存の上位表示されているコンテンツやページの上にランクインすることは難しいです。
既存の上位表示されているページには無いコンテンツ、最新の情報などユーザーにとって有益になりうるコンテンツを作成できる場合は是非あなたの言葉でコンテンツを作成してください。

結果ページのコンテンツ

結果ページのコンテンツをブログ投稿のインスピレーションとして必ず使用してください。ただし、コンテンツをコピーしないでください。結果ページを使用して、投稿またはページの情報や議論が抜けていないか確認してください。そして最も重要なのは、投稿をどのように目立たせることができるかを確認することです。あなたの投稿が、結果ページに表示される投稿よりも優れていて、面白く、より独創的になる可能性はありますか? 視聴者がクリックして共有するようなコンテンツを作成してみてください。

ソーシャルメディアやフォーラムをチェックしてください

検索結果ページのコンテンツをブログ投稿のインスピレーションとして必ず使用してください。ただし、他者のコンテンツをコピーしないでください。結果ページを使用して、投稿またはページの情報や議論が抜けていないか確認してください。そして最も重要なのは、投稿をどのように目立たせることができるかを確認することです。あなたの投稿が、結果ページに表示される他の投稿よりも優れていて、面白く、より独創的になる可能性はありますか？ユーザーがクリックして共有するようなコンテンツを作成してみてください。

ソーシャルメディアやフォーラムをチェックしてください

意外と見落としがちになり、かつ有益な場所があります。ソーシャルメディアやさまざまなオンライン フォーラムでこのトピックについて人々が何を言っているかを確認してください。これにより、投稿またはページに何を追加すればいいかという点でヒントが提供される可能性があります。このトピックに関して人々が抱いている質問や遭遇する問題を知ることができます。これに加えて、適切な言葉遣いを使用するのにも役立ちます。これは、コンテンツで聴衆にメッセージを届けたい場合に非常に重要です。

時々リサーチを繰り返すことを忘れないでください

検索候補は常に変化することに注意してください。そして、それらは多くの場合、あなたが探していたものに合わせて調整されます。例えば私の話になるのですが、しばらく前に「SEO対策」という用語を検索したとき、提案されたキーワードは数週間前に得られたものとは異なりました。

人々の問題に基づいて変更を提案するため、重要なキーワードを監視することは理にかなっています。新しい結果により、自分の投稿またはその他の関連投稿へのヒントが得られます。

YoasySEOプラグインを利用する

検索エンジンでのチャンスを得るには、投稿に適切な焦点キーワードを設定することが不可欠です。そして、YoastSEOは、WordPressプラグインとShopifyアプリの両方でキーフレーズのいくつかの側面をチェックすることができます。まず、キーワードの長さをチェックして、キーフレーズが長すぎないことを確認します。さらに、YoastSEO は、キーフレーズが機能語(function word)のみで構成されているかどうかをチェックすることができます。

Yoast SEOの機能語チェック

日本における機能語は下記のようになります。

• の、が、を、に（助詞）
• それ、あれ、これ（代名詞）
• そして、それから、それで（接続詞）
• らしい、ようだ（助動詞）

機能語にはSEO上ほとんど意味がありません。Googleがトピックを把握するのには役立ちません。このようなキーフレーズを自分で思いつくことはほとんどありませんが、キーフレーズを入力しているときに注意が散漫になった場合に、このようなキーフレーズが発生する可能性があります。このようなフォーカスキーフレーズを維持しないように、YoastSEOは投稿のSEO分析に灰色の黒丸付きの警告を表示し、無駄なキーワードの入力に気づかせてくれます。

まれに、機能語のみで構成されるフレーズをランク付けする場合があります。たとえば、若者言葉で流行語にもなった「それな/それなー」などについての投稿を書いているとします。このような例外的なケースでは、キーフレーズの前後に二重引用符を追加することで、赤い箇条書きの警告を避けることができます。そうすることで、ツールはこのフレーズに完全に一致するものを検索し、警告は表示されなくなります。

どの程度フォーカスキーフレーズを含める必要があるのか?

会社概要ページまたはお問い合わせページにフォーカス キーワードを含めるべきかどうか、また、含める場合はどのようにすべきかという質問がよくあります。

答えは簡単です。すべてのページにフォーカスキーワードが必要なわけではありません。連絡先ページにトップページから簡単にアクセスできることだけに注意してください。

また、あなたが作成したコンテンツを長期的にランク付けしたいかどうかも自問してください。一時的なお知らせなど、一部の投稿は最適化する価値がないと思われます。

【まとめ】フォーカスキーワード/キーワードの選定の方法

完璧に焦点を絞ったキーワードやキーフレーズを選択するための、厳密な公式はありません。検索ユーザーが使用する単語の組み合わせを狙う必要があります。比較的ボリュームがあり、検索ユーザーに適したキーフレーズを探しましょう。

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